人間ドックとPET-CT

PETとはPOSITRON(陽電子)EMISSION(放射) TOMOGRAPHY(断層撮影)の略で一般には、ポジトロン断層撮影法と呼ばれています。
アメリカではかなり普及している検査法だそうです。
日本でも近年全国各地で人間ドック検査を行う病院が増えているといいます。
ただし保険適用ではないので、費用はかなりかかります。
がんは早期発見が重要です。
胃カメラ・大腸カメラなどの検診で見つけることは可能ですが、体全体をカバーするのは大変です。
ですからこれまでは、体に何らかの自覚症状が出てから、がんであることが発覚するケースが多かったわけです。
しかし自覚症状が出る段階では、すでにがんがかなり進行しており、治療の選択肢が限定されたり、あるいは手遅れだったりするケースも少なくありません。
人間ドック検査はがん細胞がまだ小さい段階での発見が可能です。
早期に発見できれば、転移する前に治療ができます。
人間ドック検査はがんの早期発見のための画期的な検査法なのです。
人間ドック検査はがん細胞の特性を利用した検査法です。
がん細胞は正常細胞の数倍のブドウ糖を取り込む性質があります。
そこでこの特性に着目して、ブドウ糖に似た物質を体内に入れて、これにがん細胞が集まってくるかを確かめるわけです。
一般的な検査手順は以下のとおりです。
1.検査の5時間前から絶食します。
2.ブドウ糖に似た検査薬FDGを静脈から体内に入れます。
3.1時間ほど安静を保ち、検査薬が体内にいきわたるのを待ちます。
4.体内の細胞がブドウ糖と認識して検査薬を取り込みます。
がん細胞があればより多量の検査薬を取り込みます。
5.検査薬から放出されるガンマ線を、PETカメラで撮影します。
6.もしがん細胞があれば、その部位が強く反応し赤く表示されます。
人間ドック検査だけでは見つけにくいがんもあるため、最近はPETとCTが一体になったPET-CT検査も開発されたということです。
これは同じ場所でCTを撮影しその画像を重ねることで、より正確な判断ができるメリットがあります。
また人間ドックには反応が出にくかった場合も、CT画像によって検証ができるメリットもあります。
つぎに人間ドックの検査の手順をのべます。
1.検査薬注入までは人間ドック検査と同じです。
2.余分な検査薬を尿とともに排出するため水を飲みます。
3.1時間安静を保ちます。
4.検査直前に排尿します。
5.人間ドック検査を行います。
6.検査時間は一回30分程度
2回検査する場合もあります。
検査時間はトータルで3-4時間です。
お分かりになりましたでしょうか。現在このような検査が進められています。