PET検査でガンを早期発見

日本では近年、ガンが原因で失くなる人が非常に増えてきています。
ある調査によれば、数年後には、日本人の二人に一人はガンになる可能性がある、とのことです。
これは恐ろしい数字です。夫婦のうちのどちらかはガンになるかもしれない、ということです。
日頃の生活習慣に気を付け、健康診断を定期的にしっかりと受けて、ガンを予防、または早期発見を心がけたいものです。
しかし、病気はいくら予防しても予防しきれない時もあります。
遺伝によるガンの発生率は、日頃の意識だけでは防ぎきれないことが多く、近親者にガン患者がいる人は、かなりの確率でガンになる可能性があります。
そのような人は特に、しっかりとした検査を受け、ガンになっていないかチェックし、ガンになってしまったとしても早期に発見し治療できるようにしたいものです。
ガンは早期に発見すれば治る病気ですから、定期的なチェックを心がけましょう。
最近のガンの発見に大きな期待を寄せられている検査方法が、「PET検査」です。
似たような検査方法として、CTスキャンやMRIといった方法もありますが、CTやMRIは、腫瘍自体を映し出すことはできても、その腫瘍が悪性か良性かまではなかなか分からないことも多いのです。
そのため、開腹してガンの状況を調べたり、どの程度まで広がっているかなど調べることも多いのですが、手術することによって、患者の体力を奪い、リスクも伴うため、デメリットも多いのです。
それに対しPET検査は、ガンがどの程度広がっているか見ることができますし、CTなどでは見つけることの難しい小さなガンまで発見することも可能です。
PET検査の際は、まず検査薬を注射、点滴し患者の体内に取り込ませます。
この検査薬はブドウ糖の成分が含まれています。ガン細胞は、ブドウ糖を
取り込む性質があるため、ブドウ糖が集まり、その部分がPETで映し出されます。
医師はその部分にガンがあると判断するのです。
それで、最近はガンの疑いがあると言われた人でも、開腹手術をしたり、内視鏡による検査をしなくても経過を調べ、悪性でないと分かればその以上の検査をしなくてもいい、という人も増えています。
ただ、このPET検査にはかなりの費用がかかり、一回の検査で10万円ほどが普通です。
また、PETを導入している病院もまだわずかですから、受けたい場合には、どの病院で導入しているか調べててみるといいでしょう。
日本も「ガン大国」と呼ばれるほど、ガンの発生率が高い国です。
PETは、今後私たちの健康と命を守る心強い検査方法になるに違いありません。